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【ゆかむアドベントカレンダー】16日目 衆院選候補者の選挙事務所に行ってバンザーイしてきた

※この記事は体験記として書きたかったため、特定の政党や政策についての評価は避けました。そのために具体的な名前はなるべく伏せましたが、詳しい人なら特定できる可能性はあります。

TVで選挙速報を見ていると、開票開始後にすぐに当選が確定する候補者もいれば、深夜になってようやく当選者が判明する候補者もいます。
そして当選確実が出ると、候補者の事務所に中継が繋がり、みんなで「バンザーイ」とやってる映像が映ります。

政治マニアの僕は、せっかくなのでこの様子を生で見ようと思いたちました。

僕が投票した候補者の方の事務所は駅の近くなので、そこで結果を待ってるのかと思って行ってみると、貼り紙がしてあり「開票は21時からA党選挙対策事務所で行っております。どうぞお越しください」と書いてありました。

どうやら個人の事務所と選挙対策事務所とは別物らしいです。知らなかった。

個人事務所の中にいた方に、「私は◯◯先生を支持しているものですが、一般の者でも開票にお邪魔してよろしいでしょうか?」と確認し「どうぞどうぞ」との事だったので21時を待って現地に行きました。

選挙対策事務所に行くと、事務所前は報道関係者が多数待機しており、他にはポスターや街頭演説で見たことのある、A党の市議会・府議会議員の方や秘書や党職員・後援会の方などがおられました。
中は人が多く、無理したら入れなくはなさそうでしたが、議員の先生方も外で待っているので中に入るのは遠慮しました。外は運動会とかで使われるようなテントが貼られてあり、ストーブが出されたのでそこまで寒くはなかったです。そしてテレビが部屋の中と外にあり、選挙速報をみんなで見守っていました。

この時間には既に半数くらいの選挙区で確定が出ていましたが、ここの候補者の方の結果が出るのが遅くなるのはそこにいる誰もが予想していました。
僕の住む選挙区は、A党・B党・C党の三候補が激しく競り合う全国でも有数の接戦区だと報道されていたためです。

日付がかわる前くらいに、リードしていたB党の対立候補の選挙区当選が確定します。
周囲は「あー」という溜息がおこりますがまだ比例復活の可能性が残っているので、そこまで暗い雰囲気にはなりませんでした。

テレビを見守り、次々と当選確定が出る中、その場にいた皆が気にするのは近畿地区の情勢です。A党の候補者が当選するほど、比例枠があくので候補者の比例復活の可能性が高まるのです。
比例枠は限られているため、惜敗率でのA党同士の争いになります。支持している政党とはいえ、A党の他の候補者の比例当選確定が決まるのを見るのは複雑な気持ちです。

C党の対立候補の比例復活当選が決まります。同じくらいの時間にA党の残りの比例枠が確定しました。

詳しい方(多分秘書か党職員の方)が、獲得票数と開票率を元に、あと何票得票すれば比例復活ができるかを計算したところ、本当にギリギリのようです。

事務所前に貼りだされた神に候補者名と得票数と中間報告(よく分かりませんがこれが選挙管理委員会から報告のある生のデータを書き出してるようです)を見ると、候補者とC党候補者は本当に競っています

しばらくして、スタッフらしき方が議員の先生方に対して事務所の中に入るようにすすめはじめます。場の空気が変わります。おそらく結果が9割方わかったのでしょうか?

1時頃ついに民放局の方に、僕らが応援しているA党候補者の比例当選確定が出たと連絡が入ります。しかし今つけているNHKでは確定が出ていません。なのでみんな半信半疑です(その民放のスタッフ自身まで)

候補者と候補者の奥様が出てきて、みんなと握手をかわしはじめますが、まだみんな半信半疑です。その数分後NHKでも確定が出ます。ここでみんな万歳をはじめます。

事務所の中では挨拶がはじまります。花を持った、候補者のご家族か後援会の方かがあらわれます。
落ち着いた後、みんなまたいっせいにばんざーい。
我慢できず事務所に入り、候補者の先生と握手。

あとで思うと、すごく焦らされて最後の方で当選が決まるという、ある意味で一番楽しめる時間でした(待つ間は気が気じゃないですが)
4候補者中3候補者が当選というのもなかなか珍しい事のようです

そういう訳で今までテレビでしか観ていなかった現場を生で体験する事ができました

皆様もよろしければ選挙期間中に選挙ボランティアや開票に行ってみると楽しいかもしれません(ただし選挙期間には色々と規制があるので公選法については軽く予習しておくといいと思います)