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業務エンジニアのブログ。業務システム大好き。フレームワーク開発も好き。

僕がIPOプロジェクトにいた時に読んだ本

はじめに

私は以前、情報システム担当者としてIPOプロジェクト(株式の新規上場に向けた社内プロジェクト)に在籍していた事があります(現職ではないです)。

守秘義務があるので具体的な詳細については語れませんが、IPO一般の知見については、勉強や発信を続けたいと考えています。

今回はIPOプロジェクトに参加した頃に自分が読んだ本・Webサイトを記録します。

個人的に今後読んでいきたい本を記録します。

最も網羅性が高い2冊

まずはIPO実務についての網羅性が高い2冊です。

1冊目はIPO全般について書かれた書籍。

2冊目はIPOプロジェクトの中で高い比重を占める内部統制全般についての書籍。

個人で買うにはそこそこ良いお値段ですが、類書と比較して網羅性が高くコスパは良いと思います。

全て目を通さずに辞書的に随時参照するのでも良いですが、私はプロジェクトに参画前に二冊とも端から端まで目を通しました。

IPOの実務経験がない時点においては、少なくとも知識ベースは頭に入っているという事は自信になりました。

また、プロジェクト会議のときに、自分の管轄外の話題になっても眠くならずにすみますw

IPOの雰囲気をサクッと頭に入れる1冊

一般のビジネス書のようにさくさく読めて、IPOプロジェクトの目的や雰囲気をつかめる書籍です。

IPOに直接関わる予定がなくても、教養として読むのも良いかもしれません

情報システム担当者としてIT統制について学んだ2冊

IPOに必須のJ-SOX対応。その中でシステム担当者が大きく関係するのはIT統制の部分です。

私が参考にしたのはこの2冊です。

いずれも10年以上前の本ですが、見た限り極端に現状と乖離している部分は無さそうでした。

なお、IT統制と似て非なる概念にシステム監査がありますが、より必須なのはIT統制の知識です(システム監査の知識も無関係ではないので余裕があれば勉強して損はないと思います。)

財務・経理部門を支援するために読んだ2冊

情報システム担当者としての主な業務は先述したIT統制に関わる部分になると思いますが、IPOプロジェクトで最も大小の課題に追われているのは財務・経理部門の担当者です。

各種業務の効率化のために、ITの専門家としてシステムやツールについての助言を求められる事は多々あります。

どういった領域でどのようなツールを導入するのが適切かを考えるために、CFO向けのIT利活用の本を読みました。

また、IPOに向けて大きな課題となる月次決算の早期化についても学び、どのような支援ができるかを考えました。

なお、個人的には他の業務との兼ね合いで財務や経理部門の負担軽減には充分な成果が出せなかったというのが正直なところです。

私がIPOプロジェクトに今後また関わるかは分かりませんが、もし当時と同じような状況の方から助言を求められた場合に、より良い方法を提示できるように精進していきたいです。

ちょっと宣伝

唐突ですが少しだけ宣伝します。

私は現職で経営管理/管理会計のソフトウェアの開発やサポート業務に従事しています。本製品は、管理会計や予実管理や原価管理のシステム化において有力な選択肢となります。

これらの業務領域でお悩みの方は弊社の専門の担当者をご紹介できます。また、個人としてもご相談に乗れると思いますのでご興味ありましたらご連絡ください。

今後読みたい書籍

備忘のため、未読の関連書籍も列挙しておきます。

以下の二冊は、類書の中で評価が高いものなのでそのうち読みたいと思っています。

以下は、労務に特化した書籍です。

完全に専門外ですがそのうち読みたいと思っています。

他にも、IPOでは規程の整備も必須なので、社内規程の作り方についても基礎から学べると良い気がしています。

(社内規程作成についてオススメがありましたら教えてください)