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【ゆかむアドベントカレンダー】20日目 私は裁量労働制の恩恵で幸せですが、裁量労働制には反対です

ゆかむアドベントカレンダー20日目です
12/19日枠で書いてますが、アップしたのは20日の深夜です。ごめんゆかむ

裁量労働制というものがあります。
勤務時間を従業員が自由に決められる制度です。

今私の勤める会社は裁量労働制を採用しています。
その制度のお陰で色々と恩恵を受けています。
得られたメリットには以下のようなものがあります(全ての企業でこのようになっているわけではないのに注意)

QOLが向上しています
クオリティ・オブ・ライフは今の会社に入ってから向上しています(※詳しい意味はよく分かっておらず雰囲気で使っています)

平日に片付けられる事は平日に片付ける事で、
具体的には散髪・通院・ケータイの変更・家族の付き添いなど、通常の制度では半休や中抜け扱いに事が有給を消化せずにできます。
結果休日には休日にしかできない事に集中できます。

・業務効率が上がっています

お仕事には集中して早く終わらせる物と、長時間かけて終わらせないといけないものとがあります。
なのである日は、22時まではたらくし、ある日は定時より早く帰る、という事ができて仕事にメリハリができます

・チームワークが良くなっています
時間が決まってないからこそ、
結婚や子どもの誕生、体調不良などで穴があいた場合にはフォローする方法を考えています

先月より長く働いても、周囲より頑張っても、先月と給料が同じである事には若干テンションが下がりますが、上記のような恩恵をうけてそれなりに楽しく働いています

(※労働基準法では裁量労働制であっても、週40時間を越えた場合は原則残業代が発生します。これについてはちゃんと法律に沿う様に対応されているのですが、具体的な内容はここでは書きません)

私は、裁量労働制のおかげで幸せなのです。でも裁量労働制には反対です。
理由は不幸になる人がいるし、それに歯止めをかけられないからです。

私の勤める会社が良く運用できている理由は、
謙遜せずに言いますが私の勤める会社では経営者と従業員のモラルが高く、プライベートも仕事も大事にする文化があるからです。

これは経営者のモラルと企業文化に依存しています。
そして、モラルは強制できないため他の企業でうまくいくとは限りません。

私が見聞きした範囲だけでも、残業代なしで際限なく働かせるための方便に使われている現場はいくつもあります。意図して悪用されてる事例も多いでしょう。

その制度化で不幸になった人は沢山います。
時間のように数値が出せないため歯止めがかけられないのです。

裁量労働制が素晴らしいのではなく、一部の会社が裁量労働制をうまく利用してるだけです。
裁量労働制が上手く使える経営者は、他の制度下でも従業員の幸せや良いプロダクトを作るための方法を考えると思います。