業務ソフトウェア巡回日記 #2 向上・倉庫作業の3Dシミュレーション
概要
このシリーズでは、私が展示会やセミナーを通して各社のプロダクトを見て感じた事を書いていきます。
このエントリは各社のプロダクトを通して得た考え方や気付きをアウトプットするためのもので、プロダクト自体のレビューではありません。
今回は、1月のJapan IT Week 関西でお話を伺いました、ゼネテック様が販売を行っているフレックスシムについてです。
フレックスシム
CADのような3Dのモデルを配置し、各要素に工数や賃金などのパラメータを入力する事で、工程の作業の動きを動画でシミュレーションできるソフトです。
工場においては主に生産管理部門での利用が想定されていると思われます。
倉庫作業にも利用できたり、グラフ表示によって最適な稼働率を求める支援もできるとのこと。
ググったところ、AnyLogic・arena simulation・Simioなどの競合製品があるようです。
学び
ゲームでお馴染みの経路探索アルゴリズムが使われており、人の動きがシミュレーションできるのが興味深かったです。
こういう種類のソフトウェアを扱った事はなかったため、たいへん勉強になりました。
いわゆる、生産管理システムではここまでのシミュレーションはできないので、こういったツールが有用なケースもあるのだろうなと思います。
AsprovaやSeiryuなどの生産管理スケジューラーなどと併用するユースケースなどを考えても面白いような気がしました。